日本酒や酒粕の美容効果をご存知ですか?
日本酒化粧品の記事を書かせていただいたことから、その効果を調べていくうちに、これは使ってみないといけないでしょう!と思い、さっそくスーパーへGO!
買ってきましたよ、酒粕。日本酒でローションを作ろうかと思ったのですが、酒粕ならローションもパックも作れるので一石二鳥。肌に合わなくて残ったとしても甘酒や粕汁など料理に使えるし、と思いまして。
40代、何かとトラブル続きの肌をなんとかしたい!という方へ、コスパも良くて効果も高い酒粕、これを使わない手はありませんよ。
ではさっそく、酒粕パックの魅力をご紹介しましょう。
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◆江戸時代から使われている日本酒化粧品の美容効果
日本酒の美容効果は江戸時代からすでに一部の美意識の高い人たちにはわかっていました。お座敷に出る芸妓さん、芸者さんたちですね。
お座敷で残ったお酒を化粧水代わりに使っていたそうですよ。彼女たちの肌の美しさはお酒から作られていたんですね。
今や海外セレブも注目する日本酒化粧品の美容効果。保湿効果や美白効果にすぐれ、飲んでも肌にいいのですが塗ってももちろん効果絶大なのです。
その秘密は、日本酒が作られる過程で出来る成分にあります。日本酒はアミノ酸が豊富ですが、私たちの角質層を潤しているNMF(天然保湿因子)の主成分もアミノ酸。
肌にはアミノ酸がとても大切なんですよ。
このアミノ酸は、味に雑味のない大吟醸よりも少しお手頃価格の純米酒の方がたくさん含まれているとのこと。
日本酒でコスメを作ろうと思ったら、安いお酒で十分、というのも嬉しいですね。
◆酒粕の美白効果
お米に麹菌を入れて発酵させてもろみを作り、それを絞ったのが日本酒、その残りが酒粕ですが、日本酒と同じように様々な美白成分が含まれています。
アルブチン
アルブチンて聞いたことがありませんか?そう、美白化粧品に含まれている成分です。
酒粕にはアルブチンも含まれているので美白効果が期待できるというわけ。
アルブチンとは、メラニンの生成を抑える働きがあるので、これから出来るシミを予防してくれるし、今あるシミも薄くしていくことが出来るんですよ。
しかも、メラニンというのは紫外線を浴びてから72時間(3日)後から作られ始めるので、うっかり日焼けしてしまった!?と思っても、72時間以内にケアすれば防ぐことが出来るんです。
放置するからシミになってしまうんですよ。そんなときこそ、酒粕の出番です。
コウジ酸
コウジ酸にも、アルブチンと動揺にメラニンの生成を抑える美白効果があるのですが、もう1つ嬉しいのは「糖化」の予防。
糖化とは、体内で糖とたんぱく質が結びついて「AGEs」という糖化生成物を作り老化現象を引き起こすこと。肌の黄ぐすみやたるみの原因とも言われています。
たるみについてはこちらの記事も参考にしてください>「たるみの原因」
ホットケーキやパンを焼くと表面が茶色くなりますよね。あれが糖化です。あれと同じことが肌でも起きるんです。
それを予防してくれるのがコウジ酸。糖化の予防とメラニンの生成を抑えるダブルの働きで美肌効果が期待できる優秀な成分です。
フェルラ酸
米ぬかなどに含まれているポリフェノールの一種で、強力な抗酸化作用を持っています。
抗酸化作用とは活性酸素を除去して細胞の老化を防ぎ、シミやシワを予防する大事な働き。アンチエイジングには欠かせない働きです。
ストレスや疲労で体内に活性酸素が増えると細胞を傷つけてしまい、それがシミやシワの原因になります。それを防ぐために、フェルラ酸が活躍してくれるんです。
◆酒粕パックで美白&保湿
素晴らしいですよね。保湿効果と美白効果をかねそなえた化粧品てものすごく高価なのに、自分で作れば数百円で出来てしまいます。酒粕ってすごい!そこで、酒粕パックの登場です。
酒粕でパックを作って肌にのせるだけで保湿と美白が同時に出来てしまいます。パックをした後は本当にしっとりするので、乾燥肌の方にはとてもおすすめですね。
やった日とやらない日では、やはり次の日の肌のしっとり感が違うなということを実感しています。
色々なサイトで色々な作り方が紹介されていますが、私は酒粕と水、はちみつで作っています。日本酒が嫌いな人にはにおいがちょっと厳しいかもしれませんが、慣れるとどうってことはないかなと思います。
◆酒粕パックの作り方
<1回分のパック>
酒粕・・・大さじ1〜2
水・・・大さじ1〜2
はちみつ・・・少々
※私は1回に70〜80gの酒粕を使って、まとめてパックを作っています。
酒粕を水で伸ばすだけなんです。いたって簡単でしょ?
でも、酒粕を料理に使ったことのある方ならご存知でしょうが、酒粕ってなかなか伸びないのね。硬いんですよ。
<酒粕パックの作り方>
- まずボウルに酒粕をちぎって入れて、ひたひたになるくらいのお水を加えます。
- しばらくするとやわらかくなるのでスプーンで丁寧につぶしていきます。
- 少しずつ水を加えながらなめらかになるまで一生懸命練ります。
- 最後にハチミツを加えます。
上手にパックを作るコツ
酒粕を丁寧に練らないとダマが残ってしまうので、肌にうまく伸びません。すり鉢でもいいですが、私は大きなスプーンの方がうまくつぶせました。
それが面倒な人は、ジップロックなどに入れて手でつぶすとさらに楽ですよ。
最初に酒粕を柔らかくしてから徐々に水を加えていくのがポイント。
パックにした時にある程度の硬さが欲しいので、水は様子を見ながら加えていきます。まずは同量くらいで。
- ゆるめが好きな方はさらに水を加えて下さい。
精製水がおすすめですが、私は浄水器の水を使ってます。酒粕の量は片手で一握り出来るくらいの量を一度に伸ばしてビンに入れて冷蔵庫に保存。1週間分くらいをまとめて作っています。
酒粕パックのレシピに、小麦粉を足して硬さを調整するとよく書いてあるのですが、小麦粉は足さなくても十分パックできると思いました。
酒粕パックの保存は?
保存は、できれば冷蔵庫をおすすめします。冬は常温でも大丈夫かもしれませんが、なるべく涼しいところにおいてください。
というのも、酒粕を水で伸ばしただけですから、暑いと発酵します。
真夏の暑さも和らいだ秋口でしたが、数日洗面所に酒粕パックを入れた瓶を放置しておいたんです。うっかり、冷蔵庫に入れ忘れて。
そうしたら、わずかに開いていたふたの隙間から酒粕が溢れ出て、大変なことになっていました。臭いも甘酒の香りではなく、酸っぱい発酵臭でした。
今は家の中でも十分温度が高いので、冷蔵庫で保管した方が無難でしょう。
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◆酒粕パックのやり方
使い方は、洗顔後の肌にのせるだけ。5分くらいおいて洗い流します。ただ、塗り方にはコツがあって、そのまま伸ばすとなかなか肌につかないので、伸ばすというよりは「のせる」イメージで。慣れてくれば上手にできるようになると思います。
私はお風呂に入る前に顔を洗ってパックをのせてしまうので、洗い流すときはそのまま湯船で洗ってしまいます。そうすれば酒粕風呂にもなりますしね。
で、パックするときは顔だけじゃもったいないので首やデコルテにもたっぷりのせています。ここは年齢が出やすいところ。特に40代以降は、シワが増える人とキレイな人と別れますよ。
顔だけに気を取られないで、デコルテまでしっかりケアして下さい。酒粕パックなら、惜しげもなく使えますから、たっぷり美白して下さいね。
毎日やっても大丈夫?
で、この酒粕パックですが、毎日やっても大丈夫ですよ。私は毎日やってます。おかげで乾燥知らず。肌がしっかり保湿できれば、余分な皮脂も出なくなるので、肌のべたつきやニキビも防ぐことが出来るんですよ。
◆自分で作るのが面倒な人は
自分で作るのはちょっと面倒、という方は、各日本酒メーカーから色々な化粧品が出ています。それを試してみてはいかがでしょうか。
日本酒の化粧品ももちろん酒粕と同じ美容効果が期待できます。
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- 40代になって肌のハリがなくなって来た
- 40代になって化粧品の浸透が悪くなってきた
- 40代になって化粧のノリが悪くなってきた
- 40代になって乾燥がひどくなってきた
そんなお悩みのある方はぜひ試してみて下さい。私は20代の頃より、今の方がずっと肌の調子はいいですよ。
何をおいても大事なのは保湿なんです。シワでもニキビでも、あらゆる肌トラブルの元になるのは保湿不足。
とにかく潤いを与えてあげてください。そのために日本酒化粧品はリーズナブルで即効性があると思います。