プロテオグリカンというと、コラーゲンやヒアルロン酸と比べてまだまだ未知数の存在。あまりメジャーな美容成分ではありませんが、肌への効果が期待される成分です。
プロテオグリカンは何にいいのか、詳しくお話しします。きっと使ってみたくなるはず。
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プロテオグリカンは軟骨の成分
プロテオグリカンは私たちの軟骨にもある成分です。軟骨というと、グルコサミンとかコンドロイチンが有名ですよね。
でも、グルコサミンのサプリを飲んだけど、あんまり効き目を感じなかったのよね、という方はプロテオグリカンの方がいいかもしれません。
プロテオグリカンには軟骨の減少を防いだり、再生を促す他、炎症を抑える働きもあるといわれているので、変形性関節症の症状によいとされています。
プロテオグリカンには種類がある
プロテオグリカンというのはタンパク質とムコ多糖類というものが結合した物質。そのムコ多糖類の種類によっていくつかに分類されています。プロテオグリカンというのはそれらの総称なのです。
例えば・・・
- アグリカン:コンドロイチン硫酸を含み保水力が高い。
- パールカン:基底層に含まれる成分。肌の弾力をサポート。
- ヴァーシカン:真皮層にある成分。肌の弾力をサポート。
ヒアルロン酸をしのぐ保水力に注目!
では、そんな軟骨成分であるプロテオグリカンがなぜ肌にいいのか、それはヒアルロン酸を凌ぐ保水力にあるといわれています。
ヒアルロン酸の1.3倍の保水力
ヒアルロン酸は1gで6リットルもの水分を保持できるといわれる美容成分ですが、プロテオグリカンにはその1.3倍の水分保持力があるといわれています。
肌のハリとツヤを保つには何より潤いが大事!かさついて潤いが足りない、と思ったらプロテオグリカンです。
新陳代謝を促進し新しい肌を作る
プロテオグリカンの一番の注目はEGF作用(表皮細胞増殖促進作用)でしょう。EGFとは成長因子と呼ばれるもので、肌の新陳代謝を促進させてくれるものです。
40代を過ぎると肌のターンオーバーは50〜60日もかかるといわれています。28日とよくいわれますが、それは10代〜20代の健康な肌のこと。40代になったら倍かかると思った方がいいです。
新陳代謝が悪くなると、シミやシワの元になるので、どんどん新しい肌を作りたい。それをサポートするのがプロテオグリカンなんです。
肌のターンオーバーの大切さについてはこちらの記事も参考にしてください。
保水力を増し、肌の弾力をサポート
プロテオグリカンは他の美容成分の働きをサポートする、という作用もあります。
コラーゲンやヒアルロン酸の量を増やす働きがあるため、さらに保水力と弾力を増し、肌のハリを取り戻すサポートをしてくれるんです。
炎症を抑えてシミを予防
シミは色々な原因でできますが、例えば大人ニキビ。ニキビは炎症の一つですが、きちんと治りきらないと色素沈着してシミになってしまいます。
プロテオグリカンには抗炎症作用があるので、体内で炎症を起こす物質の働きを抑えてくれるのです。
もちろん紫外線を浴びた時の炎症も抑えてくれますから、それによるシミも予防できるということです。
活性酸素を除去してアンチエイジング
40代以降に気をつけなければいけないのは体の酸化です。
- 紫外線
- ストレス
- 疲労
- 睡眠不足
など、あらゆることで体内に活性酸素が増えます。活性酸素は細胞を錆び付かせ、傷つけていきます。
それがシミやシワなど、年齢肌の悩みになりますし、あらゆる病気の原因だとも言われています。
プロテオグリカンにはこの活性酸素を除去する働きがあるので、美容はもちろん、健康にもよい効果が期待できるということです。
プロテオグリカンの化粧品を選ぶ時の注意
そんなにいいものなら使ってみたい、と思いませんか。せっかく使うなら、効果の高いものにしたいですよね。
プロテオグリカンの化粧品を使うなら美容液を選ぶのが一般的ですが、どうせならコラーゲンやヒアルロン酸も一緒に配合されているものにしましょう。
プロテオグリカン単体でも効果は高いのですが、他の美容成分の働きを高めてくれるのですから、1つで何役もこなしてくれるはずです。
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