更年期に入って、以前よりも肌荒れを感じやすくなったとお困りではありませんか。
ただでさえエイジングケアが必要な年代なのに、更年期障害の症状のひとつとして、肌の乾燥や小じわ、たるみなど肌の悩みも増えてくるのが40代。
本当にいやなものですね。
私も肌の変化をひしひしと感じています。
でも、こればかりは仕方ありません。なぜ更年期になると肌荒れしやすくなるのか、その原因を知って正しく対策をしていきましょう。
大丈夫です、正しいケアをすれば更年期の肌荒れは乗り切れます。
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更年期に肌荒れが起こる原因
更年期に起こりやすい肌荒れの症状としては、
- 肌のかゆみ
- ニキビ
- 乾燥
などが多く見られます。
これは、女性ホルモンが減少してくることで肌のバリア機能が低下してしまうからなんですね。
女性ホルモンには、
- 角質層の水分を保つ
- コラーゲンやエラスチンを作る
- しわやたるみを予防する
- 適度な量の皮脂の分泌
などの働きがあります。
つまり、女性ホルモンは肌の潤いを保つ働きを持っているので、それが減少することで乾燥肌になりやすくなってしまうんです。
ですから、それまでも乾燥肌だった人は、余計に乾燥してトラブルが出やすくなる傾向がありますね。
私もうっかりすると、頬がとても乾燥しやすくなりました。
乾燥ってしわやたるみなど、あらゆる肌の悩みの元になるといっても過言ではないので、徹底した乾燥対策が必要になってきます。
更年期は5つの肌荒れ対策で乗り切ろう!
女性ホルモンが減っていくことは止められないけれど、それを緩やかにしたり、どうしても起こってしまう肌トラブルをケアしていくことは出来ます。
40代に適した優しいスキンケアを心がける
肌荒れしているので、スキンケアはシンプルに、優しく行うのが基本です。
皮脂が減ってきてしまっているので、優しい洗顔をし、化粧水などを塗るときも肌に刺激を与えないように丁寧に。
乾燥しているなら朝は洗顔料を使わない、というのもおススメ。
私は朝はぬるま湯だけで洗顔しています。(肌の状態によります)
とにかく皮脂を取りすぎないということが大事。
洗浄力が強すぎるクレンジングや洗顔料を使っていないかなど、これまでのスキンケアのやり方を見直してみましょう。
肌をゴシゴシしてしまうと、それが刺激になってさらに肌が乾燥しやすくなります。だから、とにかく優しく肌を扱うということを心がけましょう。
もし今まで使ってきた化粧品があわないなと思ったら、すべて見直すのもひとつの方法です。
シンプルなスキンケアで自分にあった保湿をする
見直したいのは美容液かクリーム。
というのは、どんなにいい化粧水を使っても、化粧水は所詮水分だからです。
化粧水だけでは保湿できなくて、その上から美容成分をたっぷり肌に送り届け、かつ、しっかりと蓋をして水分が蒸発しないようにするというのがだいじなわけです。
かといって、高級な化粧品を使わなくてはいけないということではありません。
もう土台が衰えてきてしまっているので、高い化粧品を使えばいいというものではないからです。
なるべく刺激の少ない化粧品で、シンプルにケアする。そして乾燥を防ぐための成分が入っていて、なおかつ自分の肌に合っているものを選びたいですね。
私はオーガニックのアルガンオイルをベースにした化粧品を見つけて、それでとても満足しています。
化粧水は今までのままでも、クリームを変えるだけでも保湿効果はアップすると思います。
更年期こそしっかり寝る!
寝ている間に成長ホルモンが分泌されます。
子どもでなくても成長ホルモンは分泌されていて、これは新しいお肌を作るために必要なものなんです。
年齢を重ねると肌のターンオーバーが乱れてきて、新しい肌が出来にくくなっていきます。それも肌荒れの原因になってしまうんですね。
ですから、健康な新しい肌を作るために、しっかり成長ホルモンを分泌したい。
そのためには、寝つきを良くすること、睡眠の質を高めることがとても大事なんです!
寝始めてからの3時間がとても大事だといわれているので、寝つきが悪い人は要注意。
- 寝る直前までスマホやパソコンを見ない
- 寝る前にあれこれ悩まない
など、スコンと寝る工夫が必要です。
ストレスをためない
更年期はストレスがたまりやすい時期でもあります。
わけもなくイライラしたり、不安になったり、気持ちの面でも揺らぎがちな年代ですよね。
だからこそ、ストレスをためないことがとても大事。
ストレスは万病の元なので、上手に解消していきたいものです。
私のストレス解消法は、
- 読書
- 散歩
- 塗り絵
- アロマテラピー
などですが、更年期世代にはぜひアロマテラピーをおすすめしたいです。
香りを嗅ぐだけでストレスが和らいでいきますから、「今日はどの香りにしようかな?」と考えるだけでも楽しいですよ。
メディカルアロマ講師でもある私がおすすめするのは、
- クラリセージ
- フェンネル
- ラベンダー
- ベルガモット
などです。
クラリセージというアロマは、まさに女性のためにあるような精油です。
私が授業をしていたときも、この香りを嗅ぐだけで気持ちが楽になる、と言っていた生徒さんもけっこういました。
是非お試しあれ。
大豆イソフラボンを摂ろう!
女性ホルモンが減少していくことは避けられませんが、そのスピードを緩やかにすることは出来ます。
それが、大豆イソフラボン。
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするので、急激に減少する女性ホルモンをサポートしてくれるんです。
ただし・・・大豆イソフラボンを身体の中で有効に使える人は、日本人のおよそ半数と言われています。
大豆イソフラボンは身体の中で「エクオール」という成分に変換することで、そのパワーを発揮するのですが、エクオールに変えるための腸内細菌を持っている人が日本人の1/2ということなんですね。
私は検査の結果、大豆イソフラボンからエクオールを作ることができていました。
検査は簡単なキットで出来るので、1度試してみてはいかがでしょうか。
更年期は今までの生活習慣を見直すいい機会です!
更年期の肌荒れをあまりマイナスに考えない方がいいと思うんです。
仕方のないことだから、それにあらがうのではなくてうまく共存するというか。
これは身体が変化していく過程、新しく生まれ変わるための過程だと前向きに捉えた方がいいですよね。ネガティブに考えていても、お肌はキレイにならないですから。
どうしたら元気で楽しく過ごせるかな?って考えるのも、お肌にとっては必要だと思います。
更年期って最初は受け入れるのが難しいかもしれませんが、「更」は「あらたまる」という意味の言葉です。
新しい私に生まれ変わると思って、少しでも楽しく過ごしていきましょう。それが肌荒れを予防することにもつながるはずです。
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