40代になると、肌が乾燥するのは冬だけじゃありません。
テカリが出てくるのも乾燥が原因。ゴワゴワするのも乾燥が原因。
だからこそ、しっかり保湿をしていかないといけないのですが、そのために必要な成分がセラミドです。
化粧品に配合されているセラミドには種類があるので、自分の肌に合ったものを見つけるにはどんなセラミドがあるのかを知っておいた方がいいですね。
化粧品の全成分表示を見てどんなセラミドなのかがわかるように、セラミドの種類をおさらいしましょう。
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化粧品に配合されているセラミドの種類
化粧品に配合されているセラミドは、主に次の4種類です。
天然セラミド
動物性のセラミドで、ウマの脊髄などから抽出されます。表示名は
- ビオセラミド
- セレブロシド
- ウマスフィンゴ脂質
などです。
動物由来なので人のセラミドと全く同じではないですが、比較的近いものだとされています。
ヒト型セラミド
酵母から作られるセラミド。人の肌に含まれているセラミドに近い構造をしているので、最も保湿力が高いとされているセラミドです。
セラミド+数字か、セラミド+アルファベットで表記されています。以前は数字が主流でしたが、今後はアルファベットになるそうです。
今までは発見された順に数字がついていたのですが、今後は構造式の読み方の略字に統一されるのだそうですよ。
種類が11種類くらいあるのですが、その中でも40代の乾燥肌に使って欲しいセラミドは以下の4つです。
セラミド1(セラミドEOP)
水分保持機能と優れたバリア機能を持っています。アトピーぎみの人に向いているセラミド。
セラミド2(セラミドNSまたはNG)
人の肌に最も多く含まれるセラミド。およそ2割くらいがこのセラミドです。非常に優れた水分保持力を持っています。
セラミド3(セラミドNP)
水分を保持しながらシワを予防します。加齢とともに減少してしまうので、しっかり補いたいセラミドです。
セラミド6(セラミドAP)
シワを予防しながら肌のターンオーバーを活性化させるセラミドです。
「2」が一番多く含まれていますが、「1」「3」「6」が減ってしまうと肌が乾燥しやすくなるといわれています。
セラミドは1つだけでなく複数配合されている方がいいので、上記の4つが配合されているかどうか選ぶ時に見てみてください。
植物性セラミド
米ぬか、小麦胚芽、こんにゃく、とうもろこし、大豆、フルーツ、種子など植物から採れるセラミドです。
- コメヌカスフィンゴ糖脂質(米ぬかセラミド)
- こんにゃく根エキス(こんにゃくセラミド)
- ひまわり種子エキス(ひまわりセラミド)
- ユズ果実エキス(ユズセラミド)
植物エキスの名前がそのままついているパターンが多いです。
セラミドといいつつ、セラミドではありませんので、人の肌にセラミドを補うことは出来ません。
だから、あくまでも保湿成分ですが、肌に合っていればそれなりの保湿力は発揮してくれるでしょう。
合成セラミド
ヒト型セラミドも天然のものではなく、酵母から作られたという意味では合成セラミドになります。
ただ、ここでいう合成セラミドはもっと狭い意味のもの、石油原料から合成されたセラミドのことを指すこととします。
セラミドは抽出するのが難しく、また脂溶性であるため化粧水などに配合するのも大変。
だから、人工的に作ったものの方が扱いやすいし、安価にできるのです。
合成セラミドが肌に悪いというわけではなく、保湿成分のひとつとしてみればそれなりの効果は期待できるでしょう。
ヒト型セラミドは肌馴染みがいいですが、値段も高価になります。
安いもので長く続けたいという人は、合成セラミドでもいいと思います。
結局どのセラミドがいいの?
セラミドは加齢によってどんどん減少していくものなので、肌の乾燥を抑えるためには化粧品もしくは食べ物から補っていく必要があります。
ヒト型セラミドを使うなら
化粧品から補うとしたら、やっぱりヒト型セラミド。
本当の意味で「セラミド」といえるのはヒト型セラミドだけだからです。
他のセラミドは、セラミドというよりも、あくまでもコラーゲンやヒアルロン酸などと同じ、保湿成分のひとつだと考えればいいと思います。
じゃあ、どんな化粧品がいいの?ということになりますが、成分表示を見て「セラミド○(数字かアルファベット)」が入っているものがおすすめです。
ちなみに私が使ってみたもので、ヒト型セラミドのおすすめは「ヴァントルテボタニカルモイストシリーズ」です。
- クレンジングミルク(25g)
- モイストウォッシュ(20g)
- モイストローション(20ml)
- モイストセラム(5ml)
- モイストクリーム(5g)
実際に使ってみたレビューはこちらです。
大人の敏感肌でも使えるというコスメで、ボタニカルウォーターがベースになっています。
天然セラミドを使ってみたいなら
天然セラミドは、ヒト型セラミドの次に馴染みがいいと思います。
天然セラミドでおすすめしたいのは、トリニティラインのジェルクリームプレミアム。
ジェルとクリームの間くらいのテクスチャーで、これ1つで保湿もエイジングケアもできてしまう優れもの。
実際に使ってみた感想はこちらから。
植物性セラミドを使ってみたいなら
植物性セラミドは、セラミドを補うことは出来ないものの、保湿剤としては優秀な美容成分です。
天然植物エキスで肌を潤したいと思うなら、たっぷりの植物エキスが配合されている化粧品を選ぶといいでしょう。
私が使ってみたのは、特許を取得しているというこんにゃくセラミド配合のモーニュ。
トライアルセットでこれだけ使えます。600円という、お買い得価格。
- クリーミィウォッシングフォーム(4.5g)
- ナチュラルエッセンスローション(10ml)
- モイスチュアミルク(10ml)
- ウォータリィモイストクリーム(4.5g)
- ピュアクレンジングクリーム(パウチ、7回分)
- UVプロテクトミルク(パウチ、7回分)
敏感肌でも使える自然派化粧品で、シンプルなケアが特徴です。
実際に使ってみたレビューはこちら。
トライアルセットがあるので、自分の肌に合っているかどうか、試せるのが嬉しいですね。
どのセラミドがいいかは実際使って試してみよう
セラミド自体はとても保湿力の高い素晴らしい成分ですが、化粧品となると他に配合されている成分が肌に合わない可能性はあります。
だからやっぱり、使ってみないとわからない。
私は基本的にトライアルセットを使ってみて、肌に何も起こらない、これはいい!と思ったら現品を買うようにしています。
みなさんも、色々試してみて、自分の肌に合うセラミドを見つけてくださいね!
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