みなさんは馬油を使ったことがありますか?
我が家では娘がアトピーで、肌荒れ対策のオイルとして買ったことをきっかけに使い始めました。
肌の弱い娘のために買った馬油ですが、40代の乾燥肌・敏感肌にも便利なアイテムでした。
そのために、馬油がとても役に立ちます。
馬油とはどんな油で、どんな使い方が出来るのか、ちょっと使ってみたいなと思っている方にご紹介したいと思います。
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馬油(ばーゆ)は馬の脂のこと
馬油とはその名の通り、馬からとられた油のことです。
馬の皮下脂肪が使われていて、次のような成分が含まれています。
- オレイン酸
- パルミチン酸
- パルミトレイン酸
- リノール酸
- α-リノレン酸
油の成分である脂肪酸には不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸がありますが、その割合が6:4で人の皮脂に近い割合なのが特徴です。
そうか、だからとても馴染みがいい油だったんだ〜と納得。
中国から伝わってきた油
馬油の起源は中国で、さすがですね、紀元前から使われているそうです。
日本に伝わってきたのは400年ほど前だそうですが、もともとはやけどや切り傷の治療薬として使われていたようです。
それだけ肌の修復効果が高いんでしょう。
馬の脂は食用油としても販売されていたこともあり、まさに万能の油なんですね。
馬肉の副産物として作られている
気になったのは植物油と違って、動物からとられる油だということ。
馬の皮下脂肪ということは、馬が殺されてしまうの?と心配する人もいると思うのですが、そうではありません。
馬は食用として加工される場合もありますよね。その際に、残された皮下脂肪が馬油として活用されているのです。
でも貴重な命を使わせて頂いているということを忘れたくないですね。
液状タイプとクリームタイプがある
馬油は2年も熟成させることでできる貴重な油ですが、その家庭で液状とクリーム状に分離します。
それを使い分けているだけなので、どちらも同じもの。好みに合わせて使い分けるといいと思います。
ただ、髪につけるときなどは液体状の方がさらっとしていて使いやすいです。
敏感肌にも!馬油の効果効能
馬油は元々治療薬として使われていたこともあり、荒れてしまったお肌に最適な油です。
馬油の保湿効果
とにかく馴染みがよくって。肌に塗ると、スーッと浸透していきます。
なんというか、クリームよりもさらっとしていて、ベタベタしない感じです。そして、塗ったそばから肌がしっとりしていきます。
馬油は肌のバリア機能を高める
馬油は保湿効果に優れているので、肌の水分を閉じ込め、傷ついている角質層をしっかり保護します。
人の皮脂に近い成分の馬油は肌に膜を作り、外部刺激から肌を守ってくれるので、傷ついた肌を修復するサポートをします。
まさに万能オイル!馬油の便利な使い方
肌馴染みの良い馬油は全身に使える万能オイル。
保湿力が高いので、40代の気になる年齢肌のケアにもいいですよ。
小じわなど乾燥対策に馬油
肌の潤いをキープするためにはとても役に立つ馬油。乾燥小じわにもいいんです。
化粧水を塗った後に、顔全体に塗ってもいいんですけど、特に目元とか口元ですね。
乾燥が気になるところに塗ってみてください。
すごくしっとりします。
とてもよく伸びるので、たくさん塗らなくても大丈夫。
ごく少量で十分ですよ。
ひじやかかとなどのボディケア
角質を柔らかくするのにもおすすめの馬油。
お風呂上がりのまだ肌が湿っているうちに、ひじやかかとなど硬くなりがちなところに塗ってみてください。
かかとは馬油を塗って靴下を履いて寝るといいですよ。
日焼け後のお肌のお手入れに
抜群の保湿力でバリア機能を高める馬油は、日焼け後のケアにも最適です。
もしうっかり日焼けしてしまったら、
- まず冷やす。
- それからボディローションをたっぷり塗って水分を補給してください。
- 最後に薄く馬油を塗っておく
これで、水分と油分を補って肌を保護してくれます。
髪のパサつきを抑える
肌に使える馬油は髪にも使えるんです。
髪に使う時には、さらっとした液体タイプがおすすめ。
- 洗髪後、ドライヤーを使う前にごく少量を手に伸ばして、毛先に馴染ませます。
- それからいつも通り髪を乾かします。
髪の内部の水分をしっかり閉じ込めて、ツヤと潤いのある髪になりますよ。
においが気になるならアロマをプラスしよう
純度の高い馬油はそれほどにおいはしませんが、もし気になるならアロマをプラスするのもおすすめ。
40代の年齢肌、乾燥肌のスキンケアなら、
- ローズウッド
- ゼラニウム
- マンダリン
- パチュリ
- ラベンダー
などがおすすめです。
ヘアケアに使うなら、
- ローズマリー
- イランイラン
など。
馬油小さじ1当たり、アロマを1〜2滴加えます。
スプーンや爪楊枝など何でもいいのですが、よく混ぜて使ってください。
もしくは、最初からアロマがプラスされている馬油もあります。私も初めて買ったのはこれでした。
使われているアロマはラベンダー、ティーツリー、カモミールですが、とてもやさしい香りです。
「赤ちゃん」とありますが、もちろん大人も使えますよ。
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馬油を使う時の注意
馬油は全身に使える便利な油ですが、使う時に注意して欲しいこともお話ししておきますね。
念のためパッチテストを
身体は多分大丈夫だと思うのですが、顔にいきなりたくさん塗らないでください。
どんなにいいものでも肌に合わない場合はあります。
特に女性の場合、生理の前後で肌質が変わったり、敏感肌の人は体調が悪いと肌の調子も悪くなったりしますよね。
40代になるとホルモンバランスも乱れて肌荒れも増えますしね。
ですからまずはパッチテストを。
腕や脚の内側に塗って一晩放置し、何もトラブルが起きないことを確認してから顔に使うようにしてくださいね。
酸化しやすいので保管に注意
馬油のデメリットとして、「酸化しやすい」ということがあります。
純度が高い馬油は酸化しにくいものが多いのですが、オリーブオイルなどと比べると酸化しやすいと思います。
私も初めて買ったときは洗面所に放置しておいて、ちょっとにおいが変わってしまったことがあります。
ですから私は、冷蔵庫で保管するようにしています。
出来るだけ涼しい場所があればしっかり密閉しておくことで1年くらいは大丈夫だと思うのですが、心配な人は冷蔵庫に入れておくといいですよ。
まとめ:馬油で40代の乾燥肌もしっとり。1つあれば全身のケアが出来る
オイルマニアとしては、アルガンオイル、ホホバオイルと並んで好きなオイルです。
とても素晴らしいオイルなのにまだまだメジャーになっていないなあと思って、今回ご紹介してみました。
テクスチャーとしては、クリームと油の中間くらいでしょうか。
本当に馴染みがいいので、乾燥肌の人は是非1度使ってみて欲しいです。
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