オーガニックや天然由来の原料にこだわるヴェレダ。
そんなヴェレダの魅力についてお話ししたいと思います。私もいくつか使っていますが、とても「植物」を感じる製品です。
特に、幅広年代の女性が使えるアイテムが揃っているので、40代のみならず、50〜60代になっても使えるのが嬉しいですね。
1921年、スイスで誕生。ヴェレダの歴史
オーガニックのコスメブランドはいくつか有名どころがありますが、その中でもヴェレダは老舗中の老舗。
戦前から残っているブランドです。今では、
- 化粧品が約120アイテム
- 医薬品が約1100種類
- 健康補助食品が約10種類
も揃っているんです。
コスメブランドだと思っていましたが、元々が医薬品からスタートしているので、薬の方が数が多いんですね。
アントロポゾフィーからスタート
ヴェレダはアントロポゾフィーがベースとなっているブランドです。
といっても、アントロポゾフィーって何?ですよね。
アントロポゾフィーは、ヨーロッパを発祥に世界的に広がった、科学によって精神性を探求していく研究方法です。人間存在の法則をよりよく理解し、それに応じて行動するための道筋を提示してくれる思想です。
「人智学」とも訳されますが、オーストリア人であるルドルフ・シュタイナーが提唱した学問です。
科学の研究を物質世界に制限せず精神世界の研究へと応用したもので、この考え方はヴェレダの製品の製造過程のみならず、従業員との関わり方、日々の活動など幅広いところで活かされています。
だから、ヴェレダは体の内外からケアできるブランドとしてその地位が確立されているんですね。
ヴェレダ独自の植物感
漢方の世界では女性の体は7年周期で変わるといわれますが、ヴェレダもそれに近い考えがあって、それに基づいてメインに使う植物が変わっていきます。
- 7年周期で体が変化する
- 7歳:歯が生え変わる
- 14歳:思春期を迎える
- 21歳:大人の仲間入り
- 42歳:厄年
それぞれ適した植物が違うんです。
- カレンドラ:生まれてすぐから使える、デリケートな大人の肌にも
- ワイルドローズ:28歳〜42歳、大人の女性に
- ホワイトバーチ:35歳〜
- ざくろ:アンチエイジング、42歳〜56歳
- イブニングプリムローズ:56歳〜
なるほど。
肌質に合わせて選ぶものだと思っていましたが、たしかに年齢によっても肌って変わっていきますからね。
製品選びに迷ったら、植物から探すのも良さそうです。
ヴェレダには現在20種類以上の「キープラント」があり、それぞれ効能が違っているので、自分の肌に合うのものを見つけたいですね。
例えば、40代に良さそうな「ざくろ」を使った製品はこちらです。
ニーズに応じて誕生してきた製品たち
ヴェレダでは、それぞれ歴史の変化によって製品が誕生しているんですね。
アルニカマッサージオイル:労働者のためのオイル、1日の疲れを取る。現在はアスリートのためのオイル。私たちが使う時には、肩こり、腰痛、冷えからくるむくみなど
カレンドラベビーオイル:ゆっくりと子育てができる時代にできた製品。生まれてすぐに使えるオイル。乾燥性敏感肌の大人も使える
ホワイトバーチオイル:運動不足の車社会に。お肌の引き締めに。
ヴェレダといえばホワイトバーチ!というほど有名なボディオイルですが、こちらは2005年発売です。
その後ポンプタイプになってリニューアルし、さらに使いやすくなりました。
ホワイトバーチが出るまでは、「オイルは冬にしか売れない」というのが定説だったそうです。
しかし、保湿だけではなく「セルフマッサージ」という概念を取り入れたことで、夏場でも売れるオイルになったそうですよ。
その後、ホワイトバーチオイルが効果がなかった人は、角質が厚かったことがわかり、誕生したのがピーリングウォッシュという製品です。
角質を取り、マッサージをし、体も洗えてしまう優れもの。これはまだ使ったことがないので、是非使ってみたいと思っています。
大人気のスキンフード
オイルと並んで人気が高いのが、スキンフードシリーズです。
顔にも体にも使えるアイテムで、リップバターは発売と同時に売り切れてしまったほど人気があるんだそうですよ。
キープラントはパンジー。
普通にスキンクリームとして使うのはもちろん、顔のパックに使うという裏技があるんだとか。
たっぷり塗って10分ほどおくと、驚くほどしっとりするそうですよ。余分なクリームだけ軽く拭き取って寝てください。
髭剃り後にもいいそうなので、家族みんなで使えそうです。
>>スキンフード
2007年ごろから日本人向けの製品を開発
ヴェレダは海外のブランドですから、肌が薄くて繊細な日本人にあうアイテムが足りなかったということもあり、今では数多くの日本限定商品が開発されています。
例えばこちらのクレンジングミルク。
W洗顔が不要で、朝の洗顔にも使えるという便利なクレンジングです。
実際に使ってみた感想はこちらです。
ワイルドモイスチャーローションも日本限定。
海外でローションというとミルクローションで、日本のような「化粧水」というのはないんだそうです。
そこで日本人の肌のために作られたのがこのローション。
実際に使ってみた感想はこちらです。
ネイトゥルーを取得している数少ないブランド
ネイトゥルーはナチュラル・オーガニック化粧品に関する厳格な基準の維持を目的とした国際的非営利団体。 配合が認められている原料はネイトゥルーが定めた自然原料・準自然原料・自然同一原料に限られ、 製品の製造方法、環境保護、動物保護などに関しても厳しい基準を設定しています。
原料にこだわるのは当たり前。
製造工程にもこだわり、環境に配慮しながらもの作りがなされています。
また、動物実験は行われていないので、動物実験しなければわからないような危険な原料は使われていないということですね。
本物のオーガニックにこだわるならヴェレダ
ヴェレダって、一度使うと本当にファンになってしまいます。
私は日焼け止めも使っていますが、赤ちゃんでも使えるほど肌にやさしい日焼け止めなんですよ。
企業の姿勢、もの作りに対する考え方なども好きなので、会社を応援するという意味でも、これからも使い続けたいブランドの一つです。