わけもなくイライラしたり、落ち込んだり、疲れやすくなったり、年齢を重ねるごとにホルモンバランスが乱れて、気力だけではどうにもならないことがあります。
そう、それはホルモンのせい。あなたのせいではありません。
特に、45〜55歳は「更年期」と呼ばれる期間。自分の気持ちもコントロールできなくなることだってあるんです。
そんなときの対処法として、アロマテラピーを使ってみて欲しいと思います。
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女性の不調に良いアロマを使おう!
更年期というのは必ずしも45〜55歳の間に訪れるものではないですし、ホルモンバランスは年齢に関係なくストレスや疲労で乱れるものです。
女性の不調に良いアロマは色々あるのですが、メディカルアロマ講師としておすすめしたいのが次の3つです。
*クラリセージ*
女性の不調全般によいアロマです。
生理不順、生理痛、生理前のイライラなど、生理にまつわるトラブルにはクラリセージですね。ややスパイシーさもあるハーブ調の香りです。
以前、メディカルアロマを教えていた時には、生理前になるとクラリセージがやたらと嗅ぎたくなる、といっていた生徒さんもいました。
*マジョラム*
マジョラムは自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。
自律神経は自分の意思でコントロールできません。
疲労やストレスによってバランスが乱れてしまい、やる気を出したい時にやる気が出ない、リラックスしたい時に出来ない、眠りたいのに神経が高ぶって眠れない、という状態に。
そんなときはマジョラムがおすすめです。尖った神経を和らげてくれますよ。
イタリア料理でおなじみのバジルのアロマオイルにも同じような作用があります。
*フェンネル*
フェンネルはウイキョウとも呼ばれ、漢方でも使われる植物。
ほんのり甘いハーブ調の香りは女性ホルモンのバランスを整えながら、心も元気にしてくれます。
痛みを和らげる働きもあるので、生理痛が辛い人にもおすすめです。
更年期障害/生理前でイライラしたら
アロマオイルの使い方ですが、一番簡単なのは香りを楽しむこと。
アロマランプなんてなくても大丈夫ですよ。寝る前やリラックスしたい時にティッシュにたらして香りを楽しみましょう。
できれば目を閉じて、香りに集中します。深呼吸しながら香りを吸い込むとリラックス効果も高まりますよ。
アロママッサージをしてみる
香りを楽しむだけでも十分ですが、もう一歩進んだ使い方をしてみましょう。植物オイルまたは水溶性ジェルでアロマオイルを薄めて身体に塗り、マッサージをする方法です。
分量の目安は、
- 植物オイル 小さじ1
- アロマオイル 1〜2滴
オイルは出来ればマッサージ用のホホバオイル、マカデミアナッツオイル、スイートアーモンドオイル、オリーブオイルなどが良いですが、においが気にならなければ料理用のオリーブオイルでも使えます。
でもせっかくですから、アロマオイルの香りを活かせるように、マッサージ用のオイルを使うのがおすすめです。
上記の分量でマッサージオイルを作り、お腹が痛いときはお腹に塗って時計回りにゆっくりとマッサージしてみましょう。
お腹のマッサージは便秘の解消にも役立つので一石二鳥かもしれませんね。
だるいなあというときはふくらはぎに塗ってリンパマッサージもおすすめです。
足の下の方から膝裏に向かってマッサージオイルを塗ってゆっくりとさすり上げるようにマッサージします。
香りの力で元気を取り戻そう!
何だか体調が優れない、というときは無理をしないのが一番なのですが、なかなかそうもいかないですよね。
仕事も忙しい、家事も子育てもがんばって、休む時間なんてない!というのが正直なところだと思います。
だからこそ、手軽に自分自身をいたわってあげられるアロマテラピーを日常生活でもっと使って欲しいんです。
香りを嗅ぐだけで気持ちが和らいだり、元気が出たり、アロマテラピーには不思議な力があります。
今回ご紹介したもの以外にもたくさんのアロマオイルがあります。
効能も大事なんですけど、自分が好きな香りを嗅ぐだけでもリラックス効果がありますから、ぜひ色々と試してみて下さい。
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