日焼け止めを選ぶ時、何を基準に選んでいますか?
「SPF」などの数値が高いものの方が効果が高い!というわけではないんですよ。
40代の肌にも優しく、しっかり紫外線を防いでくれる日焼け止めを選ぶにはどうすればいいか、数値などについてお話ししますね。
紫外線をカットしたいからといって、とにかく数値の高いものを選べばいいというわけでもないんです。
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数値が高い=効果が高い、ではない
私も昔は、SPFの数値が高い方が日焼け止めの効果が高いものだと思っていました。
だから無条件に「SPF50」と書かれているものを選んでいましたが、実はそうではなかったんです。
紫外線B波を防ぐSPF値
SPF値とは紫外線B波を防ぐためのもので、日焼けするまでの時間を遅らせる、という意味。最大値が50です。
紫外線が当りだしてから日焼けしてしまう(=紅斑といって赤い斑点が出て炎症を起こしている状態)まで、人によって個人差がありますがだいたい15分~20分と言われています。それをたとえばSPF30なら30倍遅らせることができる…という意味です。
「日焼け止めのSPFとは」(ドクターシーラボ公式サイト)
SPF1でだいたい20分日焼けを遅らせることが出来るので、
SPF20なら20分×20=400分、つまり6時間40分。
この時間の単位は人によって若干違うのでおよその目安ですが、数値が高い=効果が高いのではない。
SPFが高いと肌への負担も大きい
では、SPF50だったら丸1日紫外線をカット出来ていいじゃない!と思いますが、そうでもないのです。
数値が高いほど紫外線吸収剤や紫外線散乱剤が多く配合されていますから、その分肌への負担も大きく、肌荒れや乾燥の原因になります。
また、汗をかいたり手を洗ったり、何かと日焼け止めが落ちてしまうタイミングがありますね。
ですから1度塗ったら終わりではないですし、そんな刺激の強いものを何度も塗っていたら、紫外線はカットできても肌が荒れてしまうかもしれません。
紫外線A波を防ぐPA値
PA+++というの紫外線A波による影響を防ぐ指標。
PAの+の数で「効果がある」「かなり効果がある」などのレベルが分かるわけです。
こちらは+の数が多いほど効果があるとされていますが、これも高ければ良いというものではなく、SPFと同様に肌への負担を考えなくてはいけません。
数値の低いものをこまめに塗り直す
それではどうしたらよいかというと、数値の低いものをこまめに塗り直す方が肌への負担は減らせます。
日常生活だったらSPF20、PA++くらいで十分なんです。
やみくもに数値の高いものを塗っても肌が乾燥してしわが増えたら意味がないですよね。
たとえば敏感肌用とか子ども用の日焼け止めですね。
数値は低いですがお肌には優しいです。それをこまめに塗り直した方がずっとお肌には優しいです。
そして、手を洗ったり、汗をかいたりすれば日焼け止めの効果が薄れますから、朝塗ったら終わり、ではなくて、1日1〜2回塗り直した方がいいですよ。
日焼け止めには適量がある!効果を発揮するための塗り方
せっかく塗っても、けちってしまうとその効果を発揮できません。
日焼け止めの適量は1㎠あたり2mgとされています。SPF値もPA値も、適量を塗って初めて効果があるのです。
顔に塗る量としては、だいたい500円玉大くらいになりますから、結構な量ですよね。
このくらいたっぷり塗らないと日焼け止めとしての効果を得られません。
とはいえ、1度にたっぷり塗ると真っ白になってしまって化粧をするのも大変になってしまいます。ベタベタで、ファンデーションどころじゃない。
まずは半量くらいを全体に塗ってしっかりなじませてから、重ねづけをしていくといいですよ。
いやしかし、女性のメイクは面倒ですね〜〜。
重ね塗りしたら効果はアップするの?
例えば、SPF30の日焼け止めに、SPF20の化粧下地を使ったら、SPF50になるのか?
効果がアップするのか?
というと、そうではありません。
高い方の数値の効果、この場合はSPF30になります。
だから、少ない数値のものを重ね塗りして効果をアップさせよう!ということはできないです。
塗るより飲んだ方が効果的!?
肌が弱くて、強い日焼け止めだと乾燥してしまったり肌荒れしてしまうなら、飲む日焼け止めもおすすめです。
朝出かける前に飲んでおけば、うっかり日焼け止めを塗り忘れても安心。
サプリメント感覚で飲める、飲む日焼け止めを利用するのもひとつの方法でしょう。
飲む日焼け止めについてはこちらの記事も参考にしてください
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