美容成分としてよく聞く、コラーゲンとヒアルロン酸。どんな働きがあるのかご存知でしょうか。
コラーゲンが肌にいいというのはもうかなりの人がご存知だと思うのですが、次から次へといろんな美容成分が出てくるから、どれがいいんだかわからなくなりますよね。
そこで、コラーゲンとヒアルロン酸、どんな違いがあるのかをまとめました。
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コラーゲンもヒアルロン酸も真皮にある
肌は上から表皮、真皮、皮下組織と3層になっています。コラーゲンやヒアルロン酸は真皮にある成分です。
コラーゲンは真皮の70%を占める重要な成分。もちろん、肌だけでなく、体中のあちこちに存在します。
ちなみに似たような美容成分であるプラセンタについてはこちらをご覧くださいね。
コラーゲンは肌の弾力を保つ
コラーゲンは肌の弾力を保つために必要な成分。たんぱく質の一種です。真皮の中でネットのように張り巡らされていて、それをエラスチンという成分がつないでいます。
つまり、コラーゲンとエラスチン、両方ががんばって働くことで肌のハリを保っているわけです。
血管、歯、骨、腱などにも含まれています。だからコラーゲンがしっかりしていると、肌だけでなく血管年齢にも若返るということです。
ヒアルロン酸は肌の水分を保つ
ヒアルロン酸はというと、このコラーゲンの間を埋めるジェルのようなイメージ。ムコ多糖類という糖の一種です。
わずか1gで6リットルもの水分を保持できるといわれているヒアルロン酸がたっぷりあることで、プルプルの肌を作ることが出来るんです。
水分を抱え込んで閉じ込めておくことで、肌を乾燥から守ります。
皮膚だけでなく、軟骨、目、脳、関節液など、幅広く存在しています。
コラーゲンとヒアルロン酸のバランスが大事!
どっちが大事かといったら、どっちも大事!コラーゲンが減少すれば肌の弾力が失われてくるし、ヒアルロン酸が減少してくれば水分が足りなくなって肌がカサカサになります。
ハリと潤いのある、プルプルの肌を作るためにはどちらも大事ということです。
化粧品やサプリメントでもこの2つがセットで入っていることが多いのは、2つ揃って初めて高い美容効果が期待できるからなんです。
化粧品でどちらも補える?
残念ながら年齢とともに減少してくコラーゲンとヒアルロン酸。では、化粧品でコラーゲン入り、ヒアルロン酸入りというのを使えば補えるのかというと、そうではないのです。
というのも、化粧品は基本的に表皮の一番上にある角質層までしか浸透しないからです。コラーゲン配合の化粧品をつかっても、真皮まで届けることは出来ないんです。
え、じゃあ使っても無駄じゃん!と思うかもしれませんが、化粧品に含まれている美容成分は角質層の水分保持には役立ちます。
角質層が水分不足になると肌が乾燥してバリア機能も低下してしまうので、肌の保湿のためにはどちらの成分も役に立ちます。
保湿はスキンケアの基本ですし、40代になるとどんどん肌が乾燥しますから、決して無駄ではありませんよ!
サプリメントで補うのもおすすめ
では減少するコラーゲンやヒアルロン酸をどうやって補えばいいのかというと、サプリメントが手っ取り早いかもしれません。
食品でも補うことは出来るんですが、コラーゲンなどはとても分子が大きくて、そのままではなかなか肌まで吸収されないんです。
その点、サプリメントなら低分子化されて吸収が良くなっているものが増えています。
もちろん、コラーゲンもヒアルロン酸も体中のあちこちに存在するので、サプリメントを飲んだからといって肌だけがキレイになるかというとそういうわけではありません。
でも血管も丈夫になるし、関節を柔軟に保つのにも役立ちますし、美肌作りだけでなく健康維持にも役立つのでおすすめですよ。
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