どうにも消えないしみやそばかす。
高い美白化粧品を使っているのに、一向に改善されない!とお怒りのあなたへ、やはり化粧品で改善できるのには限度があると思います。
どうしても何とかしたい、と思うしみやそばかすには、皮膚科で処方してもらう薬の方がいいのかもしれないですよ。
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皮膚科の薬は何が違う?
化粧品と皮膚科で処方される薬の一番の違いは濃度です。
薬は効果が出ないと意味がないわけで、皮膚科でもらえる外用薬は効果が確実に出て、かつ、副作用が少ない濃度になっているわけです。
基本の外用薬
例えば美白成分で有名なハイドロキノンですが、とても刺激の強い成分ですから、化粧品に配合されるのは1〜4%程度。
4%となるとかなり濃度が高い方で、アメリカなどは上限が2%なんだそうです。
一方、皮膚科で処方されるハイドロキノンの濃度は5〜10%くらいです。
このくらいの濃度になると、素人が勝手に使えるものではなく、しみの状態に合わせて、医師の指導の元に適切な使い方をしないとかぶれなどのトラブルが起こります。
外用薬はトレチノインが同時に処方されることも多く、これをセットで使うことでしみやそばかすを治療していきます。
内服薬と併用することも
他にも、
- トラネキサム酸
- L-システイン
- ビタミンC
- ビタミンE
などの内服薬も併用していくことがあります。
これも当然、医師がしみの状態に合わせて処方するもので、指示された通りに服用していく必要があります。
化粧品ではしみとあっていない場合もある
自分のしみがどんな種類のしみなのか、素人目には判断がつきにくいものもあります。
しみの種類についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。
しみの種類とあっているモノを使わないと、しみが改善されるどころか悪化してしまう可能性もあるのです。だから自己判断は怖いんです。
皮膚科で見てもらえばどんな種類のしみかが分かりますから、それに適した薬を処方してもらえます。
健康保険が適用されないことが多い
市販薬との違い、もう一つは料金でしょう。
薬自体の値段もありますが、医師に肌の状態を診断してもらうのですから、診察料もかかります。
美容皮膚科などは、そのしみやそばかすが病気から来るものでなければ、基本的には自由診療で健康保険は効きません。
一般皮膚科でもそれは同じことで、しみやそばかすに効く薬は出してもらえますが、病気の治療でなければ自由診療です。
ですから、例えば初めて行く皮膚科では
- 初診料 2000〜3000円
- ハイドロキノン(5g) 2500〜3000円
- トレチノイン(5g) 5000〜7000円
がかかります。
これに飲み薬があれば、その料金がかかります。
肝斑の治療として出されるトラネキサム酸には保険適用がされることが多いようですが、基本的には自由診療です。
再診料はだいたい1000円くらいのところが多いので、2回目からは薬代+1000円くらいだと思っておくといいでしょう。
結果を求めるか、気長に化粧品でケアするか
皮膚科の薬は、肌のターンオーバーを考えると最低でも2〜3ヶ月かけて経過を見ていかないといけません。
ですから、薬だからといって塗ってすぐにしみが消えるなどという即効性は期待出来ません。
ただ、美白化粧品は薄いしみをさらに薄くするだけでもかなりの時間がかかりますよね。
それに比べれば、「結果が出る」という点が一番の大きな違いかもしれません。
化粧品の中でも美白効果のあるものは高額ですし、それを何年も気長に続けていくか、例えば1年という期間を決めて、しみの治療に専念するか、どちらの方法が後悔しないか、ということを真剣に考えるべきでしょう。
しみは時間が経つほど消えにくくなるので、高い化粧品にお金をかけて結局すべて無駄になってしまう可能性もあります。
そう考えると皮膚科でしみやそばかすに効く薬を処方してもらい、しみの予防として化粧品を使う、という方法がベストかもしれないですね。
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