花粉が飛ぶ季節になると、鼻水が出たり目がかゆくなったりして嫌なものですね。
季節の変わり目、肌も調子の悪くなってかゆくなったりして大変。
40代のお肌はただでさえデリケートなので、この時期は特にお手入れが大変になりますね。
私は夏から秋にかけて花粉症の症状が出ますが、薬を飲むのはどうしようもないときだけ。
それ以外はなるべくアロマで症状を和らげています。
メディカルアロマ講師でもある私が、花粉症の季節におすすめのアロマを目的別にご紹介するので、是非試してみてください。
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花粉症の症状を和らげるためのアロマ
鼻水、鼻づまり、咳、喉の痛み。どれもイヤですね。
こんな症状を和らげる働きを持ったアロマをご紹介します。
ユーカリ・ラディアタ
ユーカリ・ラディアタは、スーッとしみ渡るようなクリアな香りで、鼻や喉の粘膜系の症状を和らげてくれるアロマ。
もちろん、普通の風邪のときでも使えます。
ユーカリはとても種類の多い植物なので、精油も色々な種類があります。
香りが穏やかで効き目もあるという点で、私はユーカリ・ラディアタをいつもおすすめしています。
ペパーミント
ペパーミントには、痛みを和らげる働きの他、痰を切ったり鼻の通りを良くしたりする働きもあるんです。
ですから、ユーカリ・ラディアタと同じく、花粉症だけでなく、普通の風邪のときでも使えます。
ミントはとても種類の多いハーブですが、シャープな香りがお好きなら「アルベンシスミント」もおすすめです。
ラヴィンツァラ
ラヴィンツァラには免疫力を調整する働きがあるので、ストレス続きで疲れているときなどにおすすめのアロマ。
花粉症の症状が辛い時って、よく眠れないので免疫力も低下しがちです。
それがさらに症状を悪化させる可能性もあるので、アロマで上手に免疫力をアップしていきましょう!
ローレル
ローレルは、ローリエ、ベイリーフ、月桂樹などとも呼ばれますね。スパイスの香りとはまたちょっと違いますが、クリアでスッキリした香りです。
抗感染作用に優れ、風邪の諸症状に良いアロマなので、花粉症の症状にも使えるんです。
私は大好きな香りで、風邪の時の芳香浴などにも使っています。
サイプレス
サイプレスは針葉樹独特のシャープな香りがします。
咳止めに良いとされるアロマなので、喉の症状が気になる人におススメです。
マスクにたらしたり、吸入法で
鼻や喉の症状を和らげたいときは、「吸入法」が一番おすすめです。
マグカップにやや熱めのお湯を入れて(80度くらい)、そこに精油を1〜2滴たらします。
目を閉じて、立ち上る香りを鼻と喉で積極的に吸い込んでください。精油の成分が喉や鼻を楽にしてきます。
外出するときはマスクの下に1滴たらしておきましょう。
それだけでも息をするたび香りを吸い込めるので、呼吸器が楽になりますよ。
私は花粉の季節はユーカリ・ラディアタを常備しておりまして、マスクよくたらしています。
スキンケアに使いたいアロマ
花粉の季節は肌がかゆくなったりしませんか?
そんな時もスキンケアにアロマを使ってみてください。
カモミール・ローマン
カモミールはハーブティーでも人気がありますよね。
でも、お茶で使われるのはカモミール・ジャーマンという品種です。精油でよく使われるのはカモミール・ローマンです。
ジャーマンの精油は香りがあんまりよくないんですよね・・・。色も青いし。
効能を考えるとローマンがおすすめ。
お花の精油なのでやや高価ですが、それだけの効果があります。
お肌のかゆみ止め作用、抗アレルギー作用などで花粉の季節の肌のトラブルを和らげます。
ラベンダー・アングスティフォリア
ラベンダーは本当に効能の多いアロマで、これ1本あればたいていのことは使えるんじゃないかと思うほど有用な精油です。
花粉症対策としてスキンケアに使うのは、ラベンダーが肌の炎症を抑える働きを持っているから。
ラベンダーはやけどや日焼けにもいいのですが、かゆみを抑えるのにも有効。
季節の変わり目に荒れてしまった肌も優しく整えます。
アロマジェルを作ってみよう
ラベンダーとカモミール・ローマンでアロマジェルを作ります。
かゆいところに塗ると、すーっとかゆみがおさまっていきます。
<材料>
- 水溶性ジェル 小さじ1
- ラベンダー・アングスティフォリア 2滴
- カモミール・ローマン 1滴
クリーム容器などに材料を入れてかき混ぜるだけで出来上がり。
水溶性ジェルはアロマショップや手作りコスメやエステ用品のお店で購入できます。
私はこのジェルに精製水を加えて柔らかくして使っています。
もしくは、普段使っているスキンケア用のジェルやオイルがあれば、それに混ぜても構いません。
この2つの精油はとても優しい精油なので、敏感肌の人でも使えます。
私は身体だけでなく顔にも塗ったりしますが、お肌が弱い方は念のためパッチテストをしてください。
パッチテストとは
作ったジェルを腕や脚の内側など皮膚が柔らかいところに塗って一晩おきます。赤みやかゆみが出ないことを確認してから他の部分に塗るようにしてください。
空気清浄に!アロマスプレーに使いたいアロマ
外から帰ってくると、玄関でいくら服をはたいても、どうしても部屋の中に花粉やウィルスを持ち込んでしまいますよね。
空気清浄機を使っているお宅も多いと思いますが、アロマスプレーも一緒に使うとさらに空気がきれいになりますよ。
ティーツリー
抗菌・抗ウィルス作用で、空気をキレイにする効果があります。
洗濯物の雑菌を予防したり、キッチンの掃除に使えたりと、1本あるととても便利な精油です。
樹木系のスッキリした香りです。
レモン
さわやかなレモンの香りもとても人気ありますが、レモンにも空気清浄効果があります。
レモンを加えてスプレーを作ると、お部屋全体がとてもさわやかになっていいですよ。
アロマスプレーの作り方
簡単に作れるアロマスプレー。ぜひお好みの精油で手作りしてみてください。
<材料>
- 無水エタノール 5ml
- ティーツリー 5滴
- レモン 5滴
- 精製水 45ml
- スプレーボトル
<作り方>
- スプレーボトルに無水エタノールを入れます。
- そこに精油を加えます。ボトルを振ってよく混ぜます。
- 最後に精製水を入れて蓋をして、さらによく混ぜます。
アロマスプレーは材料を入れる順番が大事です。
精油は水に溶けないので、無水エタノールを先に入れて、精油をよく溶かしてから水を加えます。
精油の組み合わせは何でもOK。
例えば、
- ユーカリ・ラディアタ 5滴
- レモン 5滴
でもいいですし、
- ティーツリー 5滴
- ペパーミント 5滴
でもかまいません。
どの組み合わせにしようか考えるのも、手作りアロマスプレーの楽しみです。
自分でブレンドするのが面倒なときは、最初からいくつか精油がブレンドされているものを選ぶと便利ですよ!
リラックスしたい時に使いたいアロマ
鼻が詰まっていたり、喉がいがいがしたりすると、ぐっすり眠れなくて疲れもたまりますよね。
そんな時は、少しでもリラックスできるように自律神経のバランスを整えたり、安眠作用のあるアロマで心をほぐしていきましょう。
ベルガモット
ベルガモットの名前は知らなくても、紅茶のアールグレイの香りといったらおわかりになるのではないでしょうか。
甘さとさわやかさの中にもほんのり苦味も感じる、女性に人気の香りですね。
自律神経のバランスを取り、心安らぐ香りです。
ローズウッド
ローズウッドは家具などにもよく使われる木材なのですが、ほんのりと甘い香りがする精油です。
スキンケアなどにもよく使われますが、柔らかい香りが心を癒してくれます。
マンダリン
マンダリンはオレンジの一種ですが、フレッシュなオレンジというよりは温かみのアルミ缶の香り、といった方がいいかもしれないですね。
とてもやさしい香りなので、お休み前のリラックスタイムにもとてもおススメの香りです。
寝る前の芳香浴を楽しもう!
少しでも心身をリラックスさせて良い眠りにつけるように、寝室を心地よい香りで満たしてみませんか。
アロマランプやアロマディフューザーを使えば、お部屋全体をお気に入りの香りにすることが出来るので、一晩中リラックスできると思います。
>初めてでも使いやすい!ラサーナアロマディフューザー(ミニアロマセット付き)
でもそんな器具がなくても大丈夫!
ティッシュに精油を2〜3滴たらして、枕元に置きましょう。それでも十分香りは楽しめます。
精油は1種類だけじゃなくて、例えばラベンダー1滴、マンダリン2滴といったように、いくつかブレンドして使うのもおすすめですよ。
朝になったらティッシュを捨てるだけなので、片付ける面倒もないですしね。
アロマで花粉症の不快感を吹き飛ばそう!
今は1年中色々な花粉が飛んでいるので、人によっては季節を問わず辛い症状に悩まされている人もいるでしょう。
アロマを使って、少しでも症状が和らぐといいなと思います。アロマショップなどで嗅いでみて、良さそうな香りがあれば是非使ってみてください。
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