ファンデーションには色々種類がありますが、今気になるのはミネラルファンデーション。
他のファンデーションと何が違うのか、40代の肌にも適しているのか、乾燥肌、敏感肌でも使えるのか、どんな成分が入っているのかなど、気になるあれこれを調べてみました。
今さら聞けない、ミネラルファンデーションの基礎知識です。
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ミネラルファンデーションとは?
ミネラルファンデーションは肌に負担が少ないファンデーションだといわれます。
その理由は成分にあるようです。
始めは国産のものはなかった
ミネラルファンデーションが作られたのは、ごく最近のこと。
1976年にアメリカのサンフランシスコで「ベアミネラル」が誕生しました。
テレビ通販などで見たことがあると思います。これが最初のミネラルファンデーションだったんですね。
これは粉末にしたミネラル(天然鉱物)だけで出来ているファンデーションで、やけど後のカバーも出来るとして、人気に火がつきました。
でも、海外産の化粧品って日本人の肌に合わないものが多いですよね。輸入物って品質も心配ですし。
2000年を過ぎてようやく国産のミネラルファンデーションも作られるようになって、肌に負担が少ないとじわじわ人気が高まってきています。
ミネラルだけで出来ている
ミネラルファンデーションは、基本的には天然の鉱物だけで出来ています。
- マイカ
- 酸化亜鉛
- 酸化チタン
- 酸化鉄
鉱物でファンデーションが出来るの?と思うかもしれませんが、元々顔料や化粧品、医薬品にも使われているものなんですよ。
酸化チタンなどは紫外線を反射する働きがあるので、肌にやさしい日焼け止めにも使われる材料です。
化学的なものが入っていない
日本は残念ながら、ミネラルファンデーションについての明確な基準が決められていないのです。
ですから、ちょっとでもミネラルが入っていれば「ミネラルファンデーション」と謳っている商品も正直あります。
だから、成分を確認することがとても大事で、
- 合成香料
- 合成着色料
- 鉱物油
- 賦形剤
- タルク
などが入っていないものが肌にやさしいミネラルファンデーションです。
ミネラルファンデーションにも種類がある
ミネラルファンデーションというと、粉末状のファンデをブラシで塗る、というイメージがありましたが、いくつか種類があるようです。
パウダータイプ
これが一番メジャーなミネラルファンデーションですね。
粉末を混ぜただけなので、油分も含んでいないし、とてもシンプル。
肌への負担も少ないので、敏感肌の人でも大丈夫。
プレストタイプ(固形タイプ)
コンパクトに入った、固形のファンデ。ほんの少し油分を足して、圧力で固めてあります。
持ち歩きもできるし、パフで塗りやすいというメリットも。
粉だけではないので肌への密着度も高くなりますが、ミネラル100%ではないというところがデメリットでしょうか。
リキッドタイプ
油分、水分、界面活性剤が入っているファンデーション。
カバー力も密着度も高いですが、余計なものが入っている分、肌への負担は高くなります。
クリームタイプ
油分が多い。保湿力は高いので、乾燥肌の人には魅力的ですが、成分を確認することが重要ですね。
クリーム状にするために何を使っているのか、ミネラルの含有量はどのくらいなのか、ということを確認しないと、結局普通のファンデーションを使うのと変わらなくなります。
クレンジングは必要なものが多いです。
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ミネラルファンデーションの疑問あれこれ
ミネラルファンデーションを使ったことがないと、ほんとに肌にいいの?どうやって使うの?という疑問が色々あると思います。
化粧下地はいらないの?
これは、肌質によると思いますし、ファンデーションのカバー力にもよると思います。
私は毛穴をカバーしたいので、やっぱり下地は使いたいんですよね。
肌のくすみ具合によっても、下地は必要かもしれませんが、これはファンデーションを塗ってみないと分からないでしょう。
ただ、特に隠したいところがなければ、スキンケアの後にそのまま塗れるタイプのミネラルファンデーションが多いです。
カバー力はあるの?
自然な肌色に整えてくれるものが多いので、多少のシミなら目立たなくなるかもしれません。
どうしても気になるシミがある場合は、スポット的にコンシーラーを使う必要があるかもしれないですね。
これも、肌の悩みの度合いによると思います。
ほんとに石けんで落ちるの?
パウダータイプのミネラルファンデーションだったら、石けんだけで落ちるでしょう。
例えばガーデニングをする人は分かると思うんですけど、土を触った時にお湯だけだと落ちづらいかもしれませんが、石けんを使えばキレイに落ちますよね。(厳密にいうと、土には鉱物以外に物も含まれていますが)
ミネラルファンデーションも、鉱物だけで作られているものならクレンジング(=油と水を乳化させるようなもの)は必要ないのです。
ただし、鉱物以外の物が含まれていると、ものによってはクレンジングが必要です。
また、ミネラル100%のファンデーションを使っても、化粧下地を落とすのにクレンジングが必要な場合があります。
石けんだけで落としたい!と思ったら、ファンデーションだけでなく化粧下地もクレンジング不要のものを選ばないといけません。
うまく塗る方法は?
ブラシで塗る方法とパフで塗る方法がありますが、どちらでも大事なのは、余分な粉をしっかり落としてから塗るってことです。
たっぷり含ませた後にトントンと落とし、あまり肌に密着させないでささっと塗る。
私はどちらかというとブラシの方が好きです。ブラシなら、つけた後も余分な粉を落とせるから。
均一につけたいならパフもいいですが、やっぱり最後にはたいて、余分な粉を落としています。
ただこれは、どちらが正解というわけではないので好みです。
あえて言うなら、こんな分類でしょうか。
ブラシがおススメの人
薄づきにしたい
ムラのない透明感のある肌を作りたい
下地なしで塗りたい
パフがおススメの人
ブラシでは刺激を感じる
固形タイプを使いたい
肌の悩みをしっかりカバーしたい
私はブラシを使うのに慣れているのでブラシが好きですが、パフが好きな方はそれでも大丈夫です。
ムラになるときはどうしたらいい?
ミネラルファンデーションがムラになるというのは、肌がまだ乾いていないことが原因であることが多いです。
メイク前の保湿は必須ですが、基礎化粧品が肌に浸透していない状態で塗ってしまうとファンデがよれやすくなります。
ですから、ひとつひとつの工程に少し時間をかけてください。
化粧水や乳液などを塗る時、ひとつ塗ってすぐに次を塗るのではなく、間を2~3分おきます。
最後に塗ったもの(乳液または下地など)から数分おいて、軽くティッシュオフをしてからミネラルファンデーションを塗ると、サラサラで塗りやすいですよ。
色々なミネラルファンデーションを試してみよう!
普通のファンデーションも色々な種類があって、乾燥肌にはリキッドがいいといわれても、使って見るとあうものとあわないものがあると思います。
それと同じで、ミネラルファンデーションも自分の肌に合うもの、あわないものがやっぱりあります。
できればサンプルセットとか、スターターキットのような、初めてでも使いやすいものを色々試してみるのが一番いいと思います。
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