バラといえば花の女王。
その名称に恥じないだけのパワーを持った素晴らしい花だと思います。バラの香りって何ともいえないでしょう?あの香りに、秘密があるんですよ。
クレオパトラの時代から愛されてきたバラの香りにどんなパワーがあるのか、その美肌効果やバラの香りを使ったアイテムをご紹介しますね。
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ローズの香りの美肌効果
ローズは昔からスキンケアだけでなく、お風呂に入れたり香水の原料にしたり、香油としても親しまれてきました。
中世ヨーロッパでは薬草の一つとして使われていたようですね。
リラックス効果
ローズの香りには高い鎮静効果があります。
中でも最近注目されているのは「ティーローズエレメント」という成分。品種改良されたティー系のバラに含まれる成分です。
中でもティーローズエレメントは、ラベンダー、ベルガモット、ローズ精油よりも良好な鎮静効果つまりリラックス効果があると確認されています。
「ティーローズエレメント」蓬田バラの香り研究所
アロマテラピーではラベンダーがリラックス効果の代名詞のようになっていますが、ローズの方が効果が高いってことですね。
ストレスは美肌の大敵。
ストレスを感じ続けていると体内に活性酸素が増えて細胞を老化させます。シミやシワの原因になりますから、ストレスを解消することは美肌を作ることにつながるのです。
疲れた時はローズの香りで心のメンテナンスをしましょう。
肌のバリア機能が向上
ローズの香りには、なんと、嗅ぐだけで肌のバリア機能が向上するという実験結果があるのです(アロマ環境協会会報誌による)。
香りを嗅ぐだけで肌の水分の蒸発を防ぐ、ということが分かっています。
塗るんじゃなくて、嗅ぐだけです。
ストレスを感じると活性酸素が増えるだけでなく、ストレスに対抗するためのコルチゾールというホルモンが分泌されます。
そうすると自律神経の交感神経が優位になり、末梢血管が収縮することで血行が悪くなるんですね。
血行が悪くなると、冷え性はもちろんのこと、肌のくすみなどの原因になります。
ローズの香りにはこのコルチゾールを抑制させる効果があるので、ストレスによる肌荒れの原因を元から絶ってくれる、というわけ。
ローズってすごい。
ポリフェノールで老化防止
ローズポリフェノールには強力な抗酸化作用があり、肌の老化を予防します。
ポリフェノールというと、緑茶のカテキンやブルーベリーのアントシアニンなどがよく知られていますが、ローズポリフェノールもその仲間です。
抗酸化作用とは活性酸素の増殖を抑えて細胞の酸化を防ぐ働きのことです。細胞が酸化すると
- シミ
- しわ
- たるみ
などの原因になりますから、ローズポリフェノールで酸化を防ぎましょう。
ホルモンバランスを整える
ローズの香りには女性ホルモンのバランスを整える働きもあります。女性ホルモンには、
- 肌の潤いを保つ
- 肌の新陳代謝を促す
- 皮脂の分泌を抑える
などの働きがあります。
これが年齢とともに減少してくると肌が荒れたり、大人ニキビが増えたりするんです。
もちろんターンオーバーも乱れて、くすみやしわの原因になります。
ターンオーバーの重要性については、こちらの記事も参考にしてください。
>「40代からの肌のくすみ改善には「ターンオーバー」を乱さないこと!」
>「フケ顔になりたくなければ肌のターンオーバーを正常化させること!」
ローズの香りでホルモンバランスを整えることで、お肌の調子も良くなるなんて嬉しいですよね。
月経前のイライラや更年期の様々な不定愁訴にも効果的ですよ。
ローズのアロマオイル
女性には1本持っていて欲しいなと思うのがローズの精油。
高いけど1滴のパワーがすごいので、1度使ってみて欲しい。
本物のローズの香りってこんなにすごいんだ、と実感できるはず。
ローズの香りは落ち込んだ時や心が沈んでいる時にパワーを発揮しますから、ここぞという時に使って欲しいと思います。
普通精油というのは、10mlで1000~3000円くらい(200滴使えます)の値段なのですが、ローズはだいたい3~5mlで売っています。値段も数倍します。
ですが、1本あると香りも楽しめますし、化粧水を作ったりすることも出来るので意外と便利なんですよ。
しかもローズはかなり長持ちする香り。
むしろ時間をおいた方が香りが良くなると思います。
使い方
ローズ精油で化粧水を作ってみましょう。
肌に使うときは、ローズアブソリュートではなくて、ローズオットーを使ってください。
(抽出法の違いです。)
<材料>
- グリセリン ほんの少々
- ローズ精油 3滴
- 精製水 50ml
<作り方>
- 小さめのボトルに(100均でOK!)グリセリンを入れます。
- そこにローズ精油を入れてよく振り混ぜます。
- さらに精製水を入れて蓋をし、よく混ぜます。
グリセリンは薬局やドラッグストアで買える保湿剤です。
他の精油を入れてもいいんですが、せっかくですからローズの香りだけを楽しみたいのでこれだけで化粧水を作りました。
精製水の代わりにローズウォーターを入れるとさらに香りが良くなりますよ。
顔にも髪にも使えます。ローズウォーターは次の章で詳しくご紹介しますね。
ローズの香りの化粧品
ローズの香りの化粧品は色々出ています。精油は高くて手が出なくても、ローズ精油配合の化粧品だったら使いやすいので、私もいくつか持っています。
ローズの香りの化粧品の何が良いのか、美肌効果は説明した通りなんですけど、なんといっても幸せな気分になれることが一番かなと思います。
お風呂上がりに化粧品を使うでしょう。
そうすると華やかなローズの香りに包まれて1日の疲れも吹っ飛んじゃう。
1つでもいいし、いくつかラインで使うのもいいし。
ローズのミルククレンジング
40代の肌にはオイルタイプや拭き取りタイプのクレンジングは洗浄力が強すぎます!ということは、以前から何度もお伝えしているところですが(>「40歳、大人のクレンジングはミルクタイプがおすすめ♪」も参考に)、年齢を感じ始めたお肌には優しいミルクタイプのクレンジングがおすすめです。
Terracuore(テラクオーレ) ダマスクローズ クレンジングミルクは贅沢なローズの香りでクレンジングできるミルクタイプ。
オリーブオイルとオリーブ石鹸が配合されているのでダブル洗顔不要なのも嬉しいですね。
これ1本でクレンジングと洗顔がすんでしまうので、お肌への負担も減らせます。
4つの美肌成分
クレンジングとは思えない贅沢な美容成分を配合。保湿効果に優れ、年齢を感じ始めたお肌を優しく洗い上げます。
- ダマスクローズエキス
- カモミール
- カレンデュラ
- ブドウ種子油
オーガニック原料95.98%で鉱物油・合成着色料・合成香料は無添加です。やっぱりクレンジングはお肌に優しくないとね。
オーガニックならではの贅沢なローズの香りを楽しみながらクレンジングができるミルクです。
ローズウォーター
ローズウォーターは本当に色々なメーカーから出ています。
水蒸気蒸留法という方法でとられる精油は、原料のハーブや花に水蒸気を当て、それを冷やして作ります。
水蒸気を冷やすと、上に精油、下に精油の成分を含んだ水が分離して出来るのです。上澄みは精油として販売し、下の水は捨てたらもったいないので、フローラルウォーターとして売るわけです。
精油を作っているところなら当然出来るものなので、メーカーごとの微妙な香りの違いを楽しむというマニアな私は、気分にあわせてローズウォーターを使い分けることも。
精油は効果で買えなくても、ローズウォーターは他のフローラルウォーターと値段が変わらない(200mlで2000円くらいが多い)ので、気軽に使えるというわけです。
おすすめのローズウォーターをいくつかご紹介しますね。
個人的な好みとしては、「朝摘みばら水」が好きです。
ローズウォーターもメーカーによって微妙に香りが違うので、色々楽しんでみてはいかがでしょうか。
化粧水として使うのはもちろん、髪にもいいですよ。私は寝癖直しに使ったりします。ボディケアにも使えるし、贅沢な使い方としてはお風呂に入れる、という方法もありです。
もし保湿力が足りないと感じたら、グリセリンを少し加えてみてください。
ローズのサプリメント
ローズのサプリメントも人気ですね。体の中からローズの香りがしてくるので、口臭や体臭対策としてもおすすめです。
もちろん、ゲラニオールなどのローズの成分が入ってますから、肌の再生を促し女性ホルモンのバランスを取るなどの美肌効果も期待できます。
たいていのローズサプリには美肌作りをサポートする成分が豊富に含まれていますから、女性らしさを維持したい方におすすめなのです。
そして何よりリラックス効果ですね。自分の息からほのかにバラの香りがするので優雅な気分に浸れます。
女性にとってはこの「優雅な時間」て、とても大切だと思いませんか?毎日の忙しさの中でほっとできる時間をサプリメントでも作れるなんて素敵♪
更年期以降の加齢臭の予防にも役立ちますし、自信を持って人と接することができるようになります。
外側、内側、両方からローズの力できれいになろう
ローズは肌に塗っても、サプリとして飲んでも(ジュースもあるし!)外側、内側、両方から女性の美をサポートしてくれる、ありがたいものです。
何より香りがいいし、癒されるでしょう。
高級な化粧品を使うよりも、ストレスを和らげてリラックスする方が肌にはいいかもしれない。
普段の暮らしにローズを取り入れて、40代、もっと輝いていきましょう。
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