シアバターの保湿効果や魅力については「シアバターは顔や髪に使える万能選手。乾燥肌を防いで全身ケア」という記事でもお伝えした通りです。
天然100%のシアバターは赤ちゃんにも使えるほど優しいもの。
ケミカルなもの、合成○○の入ったものを使いたくない人にはぜひおすすめしたいと思います。
そこで今回は、私も実際に実践しているシアバターの使い方について詳しくお話ししたいと思います。
<スポンサードリンク>
シアバターの基本的な使い方
シアバターはそのままでは固形なので、手で温めて使います。
シアバターの融点は36度くらいなので、人の肌の温かさで柔らかくなるからです。
1.顔に塗る
顔に塗る時は、手でしっかり温めてから。冷たいシアバターを顔に乗せて伸ばそうとすると皮膚をこすってしまいます。
化粧水などを塗ってしっかり保湿した後に、手の平で温めて伸ばしたシアバターを優しく馴染ませるようにして塗ってください。
頬など特に乾燥が気になるところは優しくハンドプレスをしてみてください。
顔を保湿するだけでなく、首周りに塗ることもお忘れなく!40代は首に年齢が出ますから、しわが増えないようにしっかり保湿していきましょう。
2.目元のケアにも
シアバターは肌にやさしいので、デリケートな目元にも使えます。
ここも化粧水などで水分を補った後に、指先につけたシアバターをトントンと馴染ませるようにしてみてください。
こするとシワになってしまいますから、優しく押さえるようなイメージで。
3.リップクリームとして
唇のかさつきが気になる時にも使ってみてください。指先に取ってこすりあわせて柔らかくしたシアバターを、指の腹につけて唇に伸ばします。
口紅の下地としても使えます。
4.リップパック
もし、乾燥がひどい時はリップパックにも使えます。少し多めに塗ってラップを貼り、5~10分ほど置きましょう。
そのままのシアバターでももちろんいいのですが、はちみつと混ぜ合わせて使うとさらに保湿効果がアップ!
5.まつ毛のケアにも
まつ毛はケアを怠りがちなところですね。でもまつ毛も「毛」ですから、ケアしてあげないと抜けてきたり、伸びなくなったりして、貧相なまつ毛になってしまいます。
洗顔後の清潔な状態で、指先で溶かしたシアバターをまつ毛に優しく塗ってみてください。指先でまつ毛を挟むようにするとつけやすいです。
ただし、シアバターが目に入らないように注意してください。
6.身体に塗る
お風呂上がりの身体が温まっている時に、ボディクリームとして使うのもおすすめ。特にひじやかかとなど、カサつきが気になるところに塗ってみてください。
かかとはたっぷり塗った後に靴下をはいておくことをおすすめします(床がべとついたら困るので)。
翌朝はとてもしっとりしていますよ。数日続けると、皮膚が段々柔らかくなってきているのが分かると思います。
7.ハンドクリームとして
身体に塗れるのですから、もちろんハンドクリームとしても使えます。トイレの後など手を洗うたびに、温めて塗ってください。
シアバターは持ち歩きにも便利なので、小さな容器に入れて化粧ポーチに入れておくといいですよ。
8.髪につける
肌の保湿が出来ますから、髪にも使えます。ドライヤーの熱から髪を守ってくれるので、髪のパサつきを抑えてくれますよ。
髪はつけすぎるとべとついてしまうので、私がおすすめするのは、スキンケアやボディケアにつかった後に、手に残っているシアバターを毛先に馴染ませること。
もちろん、それで足りなければシアバターを追加してもいいのですが、こうやってつけると失敗が少ないです。
9.小鼻のクレンジング
油汚れには油です。小鼻など皮脂が多く出やすいところは黒ずみが気になりますよね。
毛穴の汚れを落とすのにもシアバターが活躍しますよ。
使い方は簡単。気になる小鼻周りに、シアバターを馴染ませます。
湯船に入りながらやるのがおすすめ!お風呂の蒸気で毛穴が開くのでパックの効果もアップします。
5分くらいおいたら、柔らかくなったシアバターをクルクルと毛穴に馴染ませます。最後は普通に石鹸で洗い流します。
もしお風呂に入らない場合は、ラップをするといいですよ。ラップをしてしばらくおいてから、指先でマッサージするようにします。
10.日焼け止めとして
天然のシアバターには穏やかな紫外線防止効果があります。メイクをしない日は、お手入れの最後に使うことで日焼け止めとして使うことが出来ます。
11.頭皮マッサージに
40代になると頭皮も乾燥して硬くなってきます。顔と同じようなケアが必要なんです。
頭皮が乾燥するとよけいな皮脂が出てべたつきやすくなりますし、それが抜け毛や薄毛の原因になることも。
たまには頭皮もディープクレンジングをして柔らかさを保ちましょう。
小さじ1〜2杯程度のシアバターを手で良く温めて、頭皮に馴染ませます。指の腹を使って気落ちがいい程度の圧でマッサージしていきましょう。
最後は油分が残らないようにしっかりシャンプーで洗い流してください。
12.爪の乾燥を防ぐ
爪も潤いがなくなると割れやすくなります。爪の根元にもネイルオイルのようにシアバターを塗り込むことで乾燥を防ぎます。
二枚爪の予防に、爪にも塗り込みましょう。
シアバターの使い方:アレンジ編
そのままでも保湿効果大のシアバターですが、色々アレンジして使うことも出来るんです。
13.手作りハンドクリームの基剤として
シアバターとオイルがあれば、自分好みの手作りクリームが出来てしまいます。
シアバターは固形ですから、その都度溶かしながら使わないといけないですよね。実は私、それが面倒なので、シアバターの良さを活かしつつ、もっと使いやすい方法はないかと思って、オイルをプラスすることにしました。
これだとなめらかなクリームになるので、わざわざ溶かす必要がなく、とても使いやすくなりますよ。
ハンドクリームと言いながら、顔にももちろん使えますし、髪にも身体にも使えます。
<材料>
- シアバター 小さじ1
- ホホバオイル 1プッシュ(無印良品のポンプタイプを使用)
- ラベンダー精油 2滴
→シアバターに対してオイルが半分くらい。
<作り方>
- ビーカーなどの容器にシアバターを移し、湯煎をします。
- 柔らかくなったらオイルを足し、よく混ぜます。
- 湯煎から下ろして精油をプラス。さらによく混ぜて出来上がり。
私はビーカーでわざわざ作るのが面倒で、実際使う容器にそのままシアバターを移して作っていますが、容器は清潔なものを使ってくださいね。
精油は入れても入れなくても結構です。
オイルの量は、実はいつもアバウトなんです。オイルが少なめだと硬めのクリームになりますし、柔らかいのがお好きな方は多めにしてください。
自分好みのテクスチャーを探すのも手作りの楽しみです。
14.手作りリップクリームも!
ハンドクリームの要領でリップクリームも作れます。
<材料>
- 蜜蝋 2g
- シアバター 1g
- ホホバオイル 6g
※リップクリームケース 2~3本分
<作り方>
- ビーカーに材料を入れて湯煎します。
- 竹串などでかき混ぜながら溶かします。
- 完全に溶けたらケースに入れて出来上がり。
好みで精油をプラスしてもいいですね。私のおすすめはベンゾイン。バニラのような甘い香りするのと、荒れた肌を修復する働きがあるからです。
このレシピですとやや硬めのリップクリームが出来るので、柔らかめがお好きな人はオイルを少し多めにするといいでしょう(10gくらいまで)。
15.アイメイクのお直しにも
アイメイクがよれてしまった時など、ちょっとしたお直しにもシアバターが活躍しますよ。
綿棒に少量とって指先で温めて馴染ませます。それで気になるところをちょこっと拭き取るだけ。
何もついていない綿棒で余分な油分を拭き取り、メイクを直してみてください。
持ち歩きにも便利なシアバター
シアバターの便利なところは、オイルと同じような保湿力を持ちながら、持ち歩きが出来るところだと思います。
手作りクリームにしても、小さな容器に入れておけば化粧ポーチに入りますしね、乾燥してる!と思ったら化粧水をちょこっとつけてシアバターをつければ、保湿完了。いつでもどこでも使えます。
何より天然100%なのが嬉しいですし、とても酸化しにくいので品質が安定しているのも安心です。
全身に使えるシアバター。40代の乾燥が気になるお肌に是非使ってみてください。
<スポンサードリンク>