紫外線はシミの元になるだけではありません。
肌を乾燥させるという、怖いもの。
だから40代になったら、シミ対策と同時に保湿対策として、紫外線のカットが欠かせないんです。
紫外線を浴びると肌が乾燥してしまう原因と、どうすれば紫外線をカットしながら肌の乾燥を防げるか、ということについてお話しします。
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紫外線を浴びるとなぜ肌が乾燥するの?その原因
強い日差しを浴びたとき、何だか肌がカサカサするなと思いませんか。それは紫外線が原因です。
肌のバリア機能が低下
紫外線を浴びると肌に炎症が起きてしまいます。
紫外線A波はサンバーンといって、肌を赤くしたり炎症を起こす作用があるんです。
それによって肌の角質が傷ついたりめくれてしまうと、肌のバリア機能が低下して角質層の水分がどんどん蒸発してしまいます。
だから肌が乾燥しやすくなるんです。
乾燥した肌はダメージを受けやすくなる
肌のバリア機能が低下しているということは、紫外線だけでなく、ホコリや雑菌などの外部刺激にも弱くなってしまうということ。
肌の抵抗力がなくなっているので、さらに外部刺激を受けやすくなることで肌が乾燥しやすくなるという悪循環です。
活性酸素を増やして細胞を傷つける
紫外線を浴びると体内に活性酸素が増えます。活性酸素自体は体を守るために必要なものなのですが、増えすぎるとよくありません。
活性酸素は「過酸化脂質」を作り出し、細胞を傷つけます。
それがシミやシワだけでなく、乾燥肌の原因にもなるのです。
真夏以外はつい気を抜いてしまうから
真夏の、太陽が燦々と降り注ぐ日中なら、さすがに日焼け止めを忘れるというとは少ないと思うんです。
朝起きたときからすでに日差しが厳しくて、これは日焼け止め塗らないと!って思いますよね(それでうっかりする時がありますけど)。
でもそれ以外の季節に、しっかり紫外線対策をしている!と言い切れる人は意外と少ないのでは。
紫外線は春先から初夏にかけて急激に増えていきます。
まだ涼しいからと気を抜いているとその間に紫外線のダメージが肌に蓄積されて、どんどん乾燥肌になってしまうんです。
若ければまだいい。肌の回復力がありますから。
でも40代になったら肌はなかなか回復しない!
だから、いかにダメージを防ぐかってことがものすごく大事になってくるんです。
紫外線で肌を乾燥させないためには
乾燥肌の人は、1年を通して保湿対策が必要です。夏は汗をかくからといって保湿をしないでいいわけではないんです。
夏だからこそ、丁寧な保湿が必要です。
汗をかく季節は肌が乾燥しやすいから保湿は徹底する
汗をかくとべたついていやだと乳液やクリームを塗らない人がいますが、それは逆効果。
肌の潤いをキープするには「皮脂膜」が必要ですが、皮脂膜は汗と皮脂が混ざって出来るものです。
汗で流れ出た水分を化粧水で補ったら、それが蒸発しないための油分が必要。
ですから、汗をかく季節ほど、テクスチャーの軽い乳液やクリームなどで蓋をすることが大事です。
>重くないクリームを使いたい方はこちらも参考にしてください。
化粧下地も兼ねた日焼け止めを塗る
肌が乾燥しているときは肌が弱っているということですから、出来るだけスキンケアはシンプルに、かつ、保湿はしっかりしたい。
本来なら、
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- 日焼け止め
- 化粧下地
となります。(ただし、メーカーによる)
これだと、朝からけっこうたくさん塗らないといけないし、工程も増えてしまう。
しかも、日焼け止めを塗り忘れて化粧下地を塗ってしまうと面倒。化粧下地の上から日焼け止めを塗るとメイクもよれやすくなってしまいますからね。
だから、日焼け止めと化粧下地は1つになったものを使うのがベストです。
紫外線をカットしながら化粧下地としても使え、かつ、保湿力もあるものがいいですね。
私が実際に使ってみて良かった日焼け止め&化粧下地はこちらでご紹介しています。
保湿力の高いものなら、お休みの日はこれにパウダーをはたくだけでも十分なので、メイクも楽になりますよ。
日焼け止めの保湿成分にもこだわる
日焼け止めを選ぶ時に、
- SPF
- PA
の数値や+の数ばかりにこだわっていないでしょうか。
数値が高い方が紫外線をカットしてくれそうな気がしますが、そうではありません。
これらの数値は紫外線が肌に炎症を起こすまでの時間。例えばSPF15なら15×20分として、300分紫外線を防いでくれるという、時間を示したものだと思ってください。
じゃあやっぱり数値が高い方がいいんじゃないかと思うかもしれませんが、日焼け止めは1度塗って終わりではありません。
汗などで落ちてしまえば効果も半減。だったら、肌に負担の少ない数値の低いものをこまめに塗り直した方がずっと肌にはいいのです。
海や山にいくならまだしも、日常生活の中ではそれほど数値の高いものは必要ありません。
だから、乾燥肌なら数値にこだわるのではなくて、配合されている保湿成分にこだわった方がいいと思います。
紫外線をカットしながらも、塗っている間に肌に潤いを与えてくれるような成分がどのくらい入っているのか、ということを基準に日焼け止めを選んでみてください。
乾燥は肌のハリも失わせる!40代は徹底した紫外線を
紫外線を浴びると肌が乾燥するだけじゃなくて、シミも増えるし、コラーゲンやエラスチンが破壊されて、肌の弾力までなくなっていきます。
もうしょぼしょぼのしぼんだ肌になってしまいますよ。
だから40代になったら、徹底して紫外線を防ぎましょう。
夏だけじゃなくて、1年中。真冬の雨の日以外は日焼け止めが必須です。
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